アブストラクトゲーム『あぶはち』紹介~その1修正版


前回の記事に若干修正を入れました。
(投稿削除済み)


なんかボードゲーム的な要素として
ルールに対して「転送」とか「転換」とか名称を付けてはみたものの
説明書を書いていてわかりづらいことこの上ないことに気づいたので
そのあたりはなかったことにしようかと…。


以下、修正版。






ゲームマーケット2012春に頒布予定のゲーム

『あぶはち』

を紹介したいと思います。



まずゲームの見た目はこんな感じ。







盤面は木製で、16cm×11cmとコンパクトに仕上げました。

コマの素材は堅めのコルクを使用し、
盤面とコマを合わせて70g!(キッチン用の秤でアバウトに計測)

携帯、持ち運びがさらに容易くなるように、
しっかりとした袋を付ける予定です。


頒布価格は500円

10分程度で、お子様から大人まで楽しめる、
シンプルだけど難解なアブストラクトゲームです。



ゲーム内容について。

5×5マスの盤上で白と黒に分かれ、
模様付き(太陽&月)のコマを3個1列に並べれば勝ちというゲームです。

これだとただの○×ゲームなのですが、
模様が入っていない”無地のコマ”に秘密があります。


ゲーム開始時は無地コマは持ち駒として扱われまして、
自分の手番の好きな時に盤面の好きなマスに置くことが出来ます。

無地コマを使って相手のコマを挟むと、
挟んだコマを盤上の好きな場所にワープさせることが出来ます。
無地コマ同士で挟んでもいいですし、
無地コマと模様付きコマで挟んでも構いません。
要は挟んでいるコマに無地コマが含まれていればいいわけです。

ただ、盤面はそんなに広くないですし空いているマス目も少ないので
相手コマをどこに移動させても劇的に有利になるわけではありません。
飛ばした結果不利になる可能性もあるので、
どんな状況でどのコマをどのマスに飛ばすかが考えどころです。


そして、盤上に置かれたときの無地コマにはさらに特徴があります。

自分の手番の好きな時に模様付きコマを1つ選んで、
「元々無地コマが置いてあったマス」に「模様付きコマ」を引き寄せることが出来ます。

さらに模様付きコマを無地コマがあった場所に引き寄せた後は
その無地コマは盤上から外に出し、持ち駒に戻ります。

先述のとおり、無地コマは相手のコマを吹き飛ばす要になります。
それが持ち駒の状態であれば盤面のどの場所にでも打ちこめることとなり、
さらに上手く使えば別の場所に飛ばされてしまった模様付きコマを
一つのところに呼び戻すこともできるため、
戦況をひっくり返すことが出来る非常に強力なコマです。

無地コマをどの状況で使用し、どのタイミングで持ち駒に戻すか。
それがこのゲームのキモの一つです。



さらにもう一つ。

盤面のマスの色にも特徴があります。

細かいルールの説明は
後日説明書をアップしますので
そちらで補完させていただきますが、
要約すると「コマと同じ色のマスじゃないと強制的に移動させられる」ルールです。

強制移動を利用することで、
本来1マスずつしか移動することが出来ないコマを
強制移動分+手番での移動で2マス動かすことが出来るため
型に嵌れば瞬時に勝敗が決まることもあります。


相手コマを挟んで飛ばす。
自分のコマを引き寄せて無地コマを手駒に戻す。
強制移動でめまぐるしく変わるコマの位置。

絡み合う3つの要素を駆使し、いかにして自分の攻勢を維持するか。

そんなゲームです。


どうぞ、有限浪漫をよろしくお願いいたします。

ブースは【 303 】ですよー。

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